2024.02.18記
は一辺の長さ の正三角形であり,点 , を通る直線の傾きは である.
このとき, の値を求めよ.
[2] 自然数の 乗になる数を平方数という.以下の問いに答えよ.
(1) 進法で表して 桁以上の平方数に対し, の位の数を , の位の数を とおいたとき, が偶数となるならば, は または であることを示せ.
(2) 進法で表して 桁以上の平方数に対し, の位の数, の位の数, の位の数,および の位の数の つすべてが同じ数となるならば,その平方数は で割り切れることを示せ.
[3] 半径 の円 がある.半径 の円板 を,円 に内接させながら,円 の円周に沿って滑ることなく転がす.円板 の周上の一点を とする.点 が,円 の円周に接してから再び円 の円周に接するまでに描く曲線は,円 を2つの部分に分ける.それぞれの面積を求めよ.
[4] 関数 (,,,…)を次のように定める.
,
,
,
以下同様に, に対して関数 が定まったならば,関数 を で定める.このとき,以下の問いに答えよ.
(1) を実数とする. をみたす実数 の個数を求めよ.
(2) を実数とする. をみたす実数 の個数を求めよ.
(3) を 以上の自然数とする. をみたす実数 の個数は であることを示せ.
[5] を正の実数とする. 空間内の原点 を中心とする半径 の球を,点 を中心とする半径 の球を とする.球 と球 の和集合の体積を とする.ただし,球 と球 の和集合とは,球 または球 の少なくとも一方に含まれる点全体よりなる立体のことである.
(1) を の関数として表し,そのグラフの概形をかけ.
(2) となるとき, の値はいくらか.四捨五入して小数第 位まで求めよ.
注意:円周率はをみたす.
[6] 片面を白色に,もう片面を黒色に塗った正方形の板が 枚ある.この3枚の板を机の上に横に並べ,次の操作を繰り返し行う.
さいころを振り,出た目が , であれば左端の板を裏返し,, であればまん中の板を裏返し,, であれば右端の板を裏返す.たとえば,最初,板の表の色の並び方が「白白白」であったとし, 回目の操作で出たさいころの目が であれば,色の並び方は「黒白白」となる.さらに 回目の操作を行って出たさいころの目が であれば,色の並び方は「黒白黒」となる.
(1) 「白白白」から始めて, 回の操作の結果,色の並び方が「黒白白」となる確率を求めよ.
(2) 「白白白」から始めて, 回の操作の結果,色の並び方が「白白白」または「白黒白」となる確率を求めよ.
注意:さいころは1から6までの目が等確率で出るものとする.
2004年(平成16年)東京大学前期-数学(理科)[1] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
2004年(平成16年)東京大学前期-数学(理科)[2] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
2004年(平成16年)東京大学前期-数学(理科)[3] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
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2004年(平成16年)東京大学前期-数学(理科)[5] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
2004年(平成16年)東京大学前期-数学(理科)[6] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR