2020.09.09記
本問のテーマ
2019.01.18記
(i) のQR分解をとすると、となる。
(ii)よってをQR変換した行列をとおくととなる。
(iii) のQR変換を繰り返し行なって得られる行列の列には極限が存在し、その極限として得られる行列をとする。
(iv) の固有値が「実数」で「絶対値が全て異なる」とき、はの固有値を絶対値の大きい順番に並べた「対角行列」になる。
ここで、とおくとと本問の設定になるので、の極限はの大きい方の固有値、の極限はの小さい方の固有値になる。
よってとなる。
[解答]
(1) だからは対称行列。により
(1) だからは対称行列。により
(2) を用いてと書くことができる。このとき、であるから、
となるので、
(3) とおく。
を用いてと書くことができる。このとき、であるから、(2,1)成分からが成立する。
一方、であるから、
である。
ここで(2)よりであるから、
となり、
、
、
により、となる。
QR法については
nalab.mind.meiji.ac.jp
を参照のこと。