2023.07.26記
[2] (1) のとき,次の不等式が成り立つことを示せ.
(2) , は次を満たす正の数とする.
このとき,次の不等式を示せ.
また,等号が成り立つのはどのような場合か.
本問のテーマ
カルバック-ライブラーダイバージェンス
ギブスの不等式(情報不等式)
ギブスの不等式(情報不等式)
2023.07.26記
[解答]
(1) とおくと
であるから,増減表(省略)より は で極小かつ最小値 をとる.よって となる.
(1) とおくと
であるから,増減表(省略)より は で極小かつ最小値 をとる.よって となる.
(2) (1)により
だから
が成立する.等号成立はすべての について ,つまりすべての について となることである.
(1) 上に凸な が における接線 より下側にあることはほぼ自明である.
1990年(平成2年)東京工業大学前期数学[2] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
も参照のこと.