[1]
を正の実数とする.座標平面上の曲線 を で定める.原点を中心とする半径 の円と の共有点の個数が 個であるような の範囲を求めよ.
[2]
を 以上の整数とする. 以上 以下の整数から,相異なる 個の整数を選ぶ.ただし は必ず選ぶこととする.選んだ数の集合を とし, に関する以下の条件を考える.
条件1: は連続する 個の整数からなる集合を1つも含まない.
条件2:は連続する 個の整数からなる集合を少なくとも1つ含む.
ただし, 以上の整数 に対して,連続する 個の整数からなる集合とは,ある整数 を用いて と表される集合を指す.例えば は連続する 個の整数からなる集合 ,, を含む.
(1) 条件1を満たすような選び方は何通りあるか.
(2) 条件2を満たすような選び方は何通りあるか.
[3]
を実数とする.座標平面上の放物線 は放物線 と つの共有点をもち,一方の共有点の 座標は を満たし,他方の共有点の 座標は を満たす.
(1)点 のとりうる範囲を座標平面上に図示せよ.
(2)放物線 の通りうる範囲を座標平面上に図示せよ.
[4]
以下の問いに答えよ.
(1)正の奇数 と正の整数 が を満たしているとする. を で割ったあまりが を で割った余りと等しいならば, を で割った余りは を で割った余りと等しいことを示せ.
(2)正の整数 が を満たしているとする.このとき, に対して となるような正の奇数 が存在することを示せ.
(3) は(2)の通りとし,さらに が で割り切れるとする. を で割ったあまりは を で割った余りと等しいことを示せ.
(4) を で割った余りを求めよ.
2021年(令和3年)東京大学-数学(文科)[1]
2021年(令和3年)東京大学-数学(文科)[2]
2021年(令和3年)東京大学-数学(文科)[3]
2021年(令和3年)東京大学-数学(文科)[4]