2024.02.24記
を から までの任意の整数とするとき,正の整数はすべて
のように書くことができる.ただし,,,…, を から までの整数とする.したがって,上の式で書かれる数を
のように,数字 ,,…, の単なる配列で表わすことができる.10進法というのは, を にとったときのことであるが, を にとればこれは2進法といわれる記数法になる.
設問
(1) 進法で と書かれる数を 進法で書けばどうなるか.
(2) 進法で と書かれる数と と書かれる数との積は 進法でどのように書かれるか.
(3) 正の整数 が 進法で書かれているとき,それを右から 行ずつ区切っていき, 進法で各区切りの表わす数 ,,, を考える.もしこれらの和 が で割りきれるならば, も で割りきれることを証明せよ.
[2] 二点 , が与えられている.いま 軸上の正の部分に点 をとって の大きさを 以上にしたい. をどのような範囲にとればよいか.
[3] 隔てて二地点 , がある.いま,二人がそれぞれ , に立ち,同時に向いあって走り出す.走り出してから 秒後の,の速度を, から に向う方向を正の向きとしてそれぞれ , とすれば, は一定で である.
このとき, が にかえるまでに が に出あうかまたは追いつくためには, が少なくともどれほどの大きさでなければならないか.
1970年(昭和45年)東京大学-数学(文科)[1] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
1970年(昭和45年)東京大学-数学(文科)[2] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
1970年(昭和45年)東京大学-数学(文科)[3] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR