[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1943年(昭和18年)東京帝國大學農學部-數學[4]

[4] 半徑5糎ノ圓壔ヲソノ軸ニ垂直ナ平面デ截リ更ニ截リ口タル圓ノ直径ヲ含ミ同面ニ對シテ45^{\circ}ノ傾キヲナス平面デ截ツタ場合ニ生ズル楔體ノ體積ヲ求ム。

2020.03.31記
[4] は、
1958年(昭和33年)東京大学-数学(解析II)[2] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
の類題。1958年は半径5cm,45^{\circ}ではなく半径a\alpha [rad](鋭角)になっている。

2020.04.01記
断面の直角2等辺3角形と、斜辺を弦とする四分円を考えると、円と直角2等辺三角形の面積比は \pi:\dfrac{1}{2} となる。よって、カバリエリの原理により、その体積は、半径 5 の球の体積の \dfrac{1}{2\pi} 倍の \dfrac{250}{3} となる。

2020.04.07記
この楔体の体積については、アルキメデスが求めている(アルキメデスは爪型と呼んでいる)
1948年(昭和23年)東京大学農学部-数学[4] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR

も参照のこと