[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1955年(昭和30年)東京大学-数学(解析II)[1]

2022.01.12記

[1] 次の函数のグラフをえがけ.

(i) y=\displaystyle\lim_{n\to\infty}
\dfrac{x^{n+1}+x^{-n-1}}{x^{n}+x^{-n}},ただし x\neq 0 とする.

(ii) y=\displaystyle\lim_{n\to\infty} \dfrac{1}{\cos^2 \pi
x+n\sin^2 \pi x}

2022.01.12記

[解答]

(i) (a) |x|\gt 1 のとき:y=x

(b) |x|=1 のとき:y=1

(c) |x|=-1 のとき:y=-1

(d) 0\lt |x|\lt 1 のとき:y=\dfrac{1}{x}

を図示すれば良い.

(ii) (a) \sin \pi x\neq 0 つまり x が整数でないとき:y=0

(b) \sin \pi x=0 つまり x が整数のとき:y=1

を図示すれば良い.