[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1973年(昭和48年)東京大学-数学(理科)[6]

2023.08.09記

[6] x のある 2 次関数のグラフが,
原点において直線 y=x に接するという.このグラフ上の点 (u,v) における接線の傾きをuv で表わせ.ただし (u,v) は原点ではないとする.

2023.08.09記

[解答]
2次関数は y=a(x-0)^2+x=ax^2+x であるから,グラフ上の点 (u,v) について,u\neq 0 ならば
v=au^2+u からa=\dfrac{v-u}{u^2} となる.

よって点 (u,v) における接線の傾きは
2au+1=\dfrac{2(v-u)}{u}+1=\dfrac{2v-u}{u}
となる.