2019.02.26記
[4] を1以上の整数とする.
(1) と の最大公約数 を求めよ.
(2) は整数の2乗にならないことを示せ.
2019.02.26記
[解答]
(1) ユークリッドの互除法により と の最大公約数が であり, が奇数のときは , が偶数のときは となる.
(1) ユークリッドの互除法により と の最大公約数が であり, が奇数のときは , が偶数のときは となる.
(2) が偶数のときは だから と の両方が平方数でないといけないが は平方数ではない.
が奇数のときは だから と の両方が平方数の2倍でないといけない.このとき とおくと という奇数が平方数でないといけないが,奇数の平方数を4で割った余りは1でなければならないので,これが平方数になることはない.
以上からが平方数になることはない.
河合塾、代々木ゼミナールの、
が奇数のときはだから、と両方が平方数の2倍でないといけないことと、
で、左辺は2で丁度2回割り切れ、右辺は2で1回、または3回以上割り切れることから矛盾を導くのは、へぇー、っと思った。
上では が平方数の2倍とならないことを mod 4 で矛盾を導いたが、河合塾の別解は mod 5 で矛盾を導いていた。
「互いに素は2つの数の積が平方数なら、両方が平方数」ということを念の為に証明している予備校も多かったが、証明しなければいけないのかな?と少し思った。
(採点基準は、一般に非採点に依存するので今回どうだったかはわからない)