2023.11.26記
[4] , を かつ をみたす実数の定数とする.座標空間の点 と点 をとる.点 を通り直線 と垂直な平面を とし,平面 と直線 との交点を とする.
(1) が成り立つことを示せ.
(2) をみたすように点 が 平面上を動くとき,点 の軌跡を求めよ.
円錐曲線(円錐の平面による切断)
2023.11.26記
で一定であるから,直線 は と頂点とする円錐面を描く.よって は円錐面と 平面の交線である2次曲線となる.どの2次曲線になるかは, と 平面のなす角度と のなす角度の大小によって決まる.
[解答]
は,法線ベクトルがである平面 に含まれるベクトルであるから, となる.よって
が成立する.ここで であるから, となり,よって
が成り立つ.
は,法線ベクトルがである平面 に含まれるベクトルであるから, となる.よって
が成立する.ここで であるから, となり,よって
が成り立つ.
(2) によりピタゴラスの定理から
が成立するので,(1) より
が成り立つ.よって座標を代入して
となる.整理して
となる.
(i) のとき,
であるが, より となるので,
放物線
(ii) のとき,
であり,, に注意すると,この曲線は
(a) のとき楕円
(b) のとき双曲線
となる.
誘導がないとすれば, とおくと,
であり, でもあるから,
が成立する.よって より
を導けば良い.