[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1959年(昭和34年)京都大学-数学【数学II】(新課程)[1]

2025.12.21.23:54:39記

[1](イ) y に実数値を与えて,方程式 x+\dfrac{1}{x}=y が実数 x によって満たされるようにしたい.そのような y の値の範囲を求めよ.

(ロ) 四次方程式 x^4+px^3+8x^2+px+1=0 が四つの実根をもつようにするために,係数 p に与えるべき実数値の範囲を求めよ.

2025.12.28.22:55記
「異なる」四つの実根ではないので重解でも良いと考えます.

[解答]
(イ) x^2-yx+1=0 が実数解を持つ y の範囲である |y|\geqq 2 となる.

(ロ) y^2+py+6=0 が実数解を持ち,|y|\lt 2 の範囲に実数解を持たなければ良い.

実数解を持つ条件は |p|\geqq 2\sqrt{6} である.|y|\lt 2 の範囲に実数解を持つ条件は (10+2p)(10-2p)\lt 0,つまり -5\leqq p\leqq 5 であるから求める条件は 2\sqrt{6}\leqq |p|\leqq 5 となる.