[別館]球面倶楽部零八式markIISR

東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

1926年(大正15年)東京帝國大學理學部地震學科-數學及ビ力學(数学4問)

2022.08.31記

(四月七日擧行、午前九時-十時五十分)

[1] x_0=1x_n=1+\dfrac{1}{x_{n-1}+1}n=1,2,3,……… なるとき\displaystyle\lim_{n\to\infty}x_nの値を求めよ.

[2] \sqrt[5]{250}の價を小數點以下6位まで計算せよ.

[3] Zx及びyの函數で a\dfrac{\delta z}{\delta x}=\dfrac{\delta z}{\delta y} なる關係あるときZx+ayの函數であることを證せ.

[4] a\gt 0なるとき \displaystyle\int_{0}{a}dx\displaystyle\int_{0}{x}\dfrac{f'(y)}{\sqrt{(a-x)(x-y)}}dy の價を出せ.

[5](力學)質量M長さ2aなる一樣な棒が滑な机の上に滑な pivot o の廻りに自由に廻轉出來る樣になつて居る.\rm Oからbなる距離の處に固體の球mが接して居る.\rm Oからxの處に水平なimpulse P を棒に垂直に與へたとき其瞬間の棒の角速度,omの受ける Impulsive action はいくらか.

「図略」

[6](力學)地球を一樣な球としてそれが半徑の\dfrac{1}{n}だけ縮んだとしたら一日の長さはどれだけどうなるか.