2025.04.25記
[5]
平面上の
個の点
,
,
,
,
,
が図のように長さ
の線分で結ばれている.動点
は,これらの点の上を次の規則に従って
秒ごとに移動する.
規則:動点 は,そのときに位置する点から出る長さ
の線分によって結ばれる図の点のいずれかに,等しい確率で移動する.
例えば, が
にいるときは,
,
のいずれかに
の確率で移動する.また
が
にいるときは,
,
,
のいずれかに
の確率で移動する.
時刻 で動点
が
から出発するとき,
秒後に
の
座標が
である確率を求めよ.ただし
は
以上の整数とする.

本問のテーマ
2025.04.29記
[解答]
時刻
における
座標が
,
,
である確率をそれぞれ
,
,
とおくと
,
,
,
,

が成立する.
より
となり
から

となる.また

から
となるので




となる.
時刻
が成立する.
となる.また
から
となる.
の一般項から
が得られ,これを解いても良い.
[大人の解答]
(途中から)
,
から
が成立する.この漸化式の一般項は

と書け,
,
,
から
,
,
を解いて
,
,
となるので

となる.
(途中から)
が成立する.この漸化式の一般項は
と書け,
となる.
普通,[大人の解法] というならマルコフ推移行列の羃乗を利用する方法になるだろう.
[大人の解答]
とおくと
が成立するので 

が成立する.よって
の
成分が
となる.
が成立する.よって
の固有方程式は
となり固有値は
である.固有ベクトルを求め,それらを並べた行列の逆行列を求めることにより
と対角化できるので,
となり,その 成分から
となる.
ちなみに 秒後に
の
座標が
である確率は次のようになる.
時刻が奇数のときは
,
,
(座標の和が奇数)のいずれかに,時刻が偶数のときは
,
,
(座標の和が偶数)のいずれかにいる.
求める確率を とすると
,
が成立するので結局
が成立する. とおくと
,
だから
となり,
となる.