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東大入試数学中心。解説なので解答としては不十分。出題年度で並ぶようにしている。大人の解法やうまい解法は極めて主観的に決めている。

2026年(令和8年)京都大学理学部特色入試・数理科学入試-数学

2025.11.15記

[1] 平面内の三角形 \triangle\mbox{ABC} を考える.\triangle\mbox{ABC} の面積を S とする.平面内の任意の点 \mbox{P} に対して
\dfrac{16S^2}{9}
\left(\dfrac{1}{\mbox{AB}^2}+\dfrac{1}{\mbox{BC}^2}+\dfrac{1}{\mbox{CA}^2}\right)\leqq \mbox{AP}^2+\mbox{BP}^2+\mbox{CP}^2
が成り立つことを示せ.

[2] N自然数とする.コインを N 回投げ,関数 f_0(x)f_1(x),…,f_N(x) を次で帰納的に定める.

f_0(x)=e^x
f_n(x)=\begin{cases} f'_{n-1}(x) & (n回目に投げたコインが表の場合) \\ xf_{n-1}(x) & (n回目に投げたコインが裏の場合) \end{cases}

このとき,f_N(0) が奇数である確率を求めよ.ただし,コインを投げて出る結果は各回で独立であり,コインを 1 回投げたときに表と裏が出る確率はそれぞれ \dfrac{1}{2} であるとする.

[3] a を正の実数とする.正の実数 t に対して,不等式
x^2+y^2+a^2z^2\leqq t^2
を満たす点 (x,y,z) 全体からなる集合を V(t) とする.また,V(t) に含まれる点 (x,y,z) のうち,x,y,z がすべて整数であるものの個数を N(t) とする.このとき,
\displaystyle\lim_{t\to\infty}\dfrac{N(t)}{t^3}
を求めよ.

[4] a,b を正の実数とし,a\gt 1 とする.定義域を x\geqq 0 とする連続関数 f(x)g(x)h(x) が次の3つの等式を満たしているとする.

f(x)=a\exp(-h(x))
g(x)=b\exp\left(\displaystyle\int_0^x (f(y)-1)\,dy\right)
h(x)=\displaystyle\int_0^x g(y)\,dy

ただし,\exp(x)=e^x とする.このとき g(x) の最大値を求めよ.

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